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夏目友人帳21巻の感想&ネタバレ

さて、夏目友人帳21巻の発売日です。
午後お仕事が休みだったので、帰りがけ早速本屋によって購入いたしました。
さすが売れ筋だけあって、ぎっしり平積みにされておりました。
小説などの関連本もあったのですが、今回はこれだけ。
というわけで以下ネタバレになりますのでご注意ください。

 

 

 

 

第八十二話「石起こし」

 
ここ数日姿を見せないニャンコ先生を探して森に入った夏目は、「石起こし」だという妖怪ミツミと出会う。
石起こしというのは、岩鉄様という強い(正義の)妖を起こす役目を負っているんだそうです。
岩鉄様は悪い妖怪が通るときに目覚めて成敗してくれるらしいのですが、それ以外は眠りについているらしく、つまり石起こしは目覚まし係です。
といっても岩鉄様がたくさんいる弟子の中から指名して眠りの入るのだそうです。
普段は閉ざされた「隠し沼」というところで眠る岩鉄様を起こした者には褒美の美酒が与えられるらしく、それを目当てにニャンコ先生はじめたくさんの妖が狙っているのだそうです。

…という状況が多めの台詞であっという間に説明され、「仕方ないな」的な感じで夏目が巻き込まれていくのが定番のパターンですね。
石起こしの役目を果たしたいミツミに絆され、ニャンコ先生と敵対(というほど大げさでもないですが)することになる夏目。
ニャンコ先生は夏目が自分を心配してくれていたことにちょっとじんわり。「阿呆」とは云うものの、まんざらじゃないくせに(笑)

様々な妨害を受けながらも、ミツミは見事岩鉄様を起こすことに成功。
そしてご褒美の酒はニャンコ先生も含めみんなで分け合いました…めでたしめでたし。

あれ、でもこの回、冒頭で「小さいころから~妖と呼ばれるものの類」という定型文がなかったのですが、なぜでしょう。
単行本の最初に収録されている話にはいつも載っていた気がするのですが、私の勘違いでしょうか。

 

第八十三話「頁の奥」


北本がサブメインのお話です。
北本とともにある古本屋に入った夏目。北本にとっては懐かしい場所らしく、いろいろと本を見ていると本の間に挟まれた「何か」に気づきます。
後日、西村から北本の様子が変だと云われた夏目があとをつけると、北本は例の古本屋へ。本の間に変な紙が挟まれていると云うのです。
夏目が目にしたそれは妖文字で、「した」と書いてありました。(夏目は力が強いので妖文字が読める)
それは本に封じられた悪鬼が、自分の失われた力を吸い取るためにばらまいたもの。
「した=舌」と書かれていた紙を目にした夏目は舌の感覚が麻痺していきます。北本はもっとたくさんの紙を見ているので「これは大変」という次第です。

今回、カエダという本に宿る妖(女のひと)が登場し、北本とちょっといい雰囲気になります。
(古本屋は特別な空間になっていて、北本も妖が見える状態になっています。北本自身は気づいていませんが)
本を読んだことがないというカエダに、北本はミステリーの本を貸すのです。

力をたくさん吸った悪鬼がある程度実体化したところで夏目が捕まえ、カエダとともに封印します。
力を消耗したカエダは本に戻り、北本に返しておいてくれと夏目に本を託します。
「本に興味などない」と云っていたカエダですが、北本に返された本の栞の位置が変わっていたことから、多少は目を通したようです。
妖は人間の文字を読める者と読めない者がいるようですが、カエダは本に宿っているくらいだから読めるでしょう。恐らく。

 

第八十四話「破片は愁う」

 
この回はミニニャンコ先生が主役です。(ニャンコ先生が小さくなったのではありません)
鳥の像に宿っていた大物の妖(仏像の一部)が、像が破壊されたため、仏像本体に戻るため夏目が作った粘土のニャンコ先生に宿ったのです。
手乗りサイズのくせに中身が大物なので、巨大な妖も一発ノックアウト。獣ニャンコ先生に頭突きして倒すことも可能という無双ぶりです。
とにかく最強です。ただ粘土の像なので手足がもろいのが難点。
最後はテーピングで補強されて、一寸法師のごとくお椀に乗って川に流れていきました、とさ。そんなばかな!と突っ込みました。
本家ニャンコ先生が獣になってごぉっと連れていけば早いじゃないですか!
あるいは鳥の妖に運んでもらったっていいじゃないですか!鳥になりたかったんだし。
最悪、宅配便で送り出してもらったらいいじゃないですか!そっちのほうが確実ですって。

ちなみに、この回では久しぶりに名を返していましたね。
夏目「友人帳」ですもんね。最近ほったらかしにされていましたけど。
きっと最後に残った名の妖がレイコさんの死に絡んでいるんだと私は思っています。(そうすると上手く話が閉じるかと)

 

特別編17「伸ばした手は」


若かりし頃の名取さん&的場さん再び。
うーん、この回はうまく説明できません。
クラスメイトについた妖を払おうとして自分が呪われてしまった名取さん。それを「利害が一致するから」という理由で祓う(正確には自分の式に食わせる)的場さん。
ふたりの微妙な関わり方を描いた回だと思います。

最初登場したときは気づきませんでしたが、瓜姫が登場しました。
名取さんの式になる直前のエピソードという感じです。
笹後のエピソードもいずれ出てくるんでしょうか。あの角、なんでしょうね。


というわけで、駆け足で感想を書きました。
漫画自体は相変わらず線が細くて、なんだか眩しかったです。
個人的には、この巻はそれほど「おぉ!」となるものがなくて少し残念でした。
ですが、アニメも始まりましたし、次巻(来年の夏~秋)を楽しみに待ちたいと思います。


気になる方はどうぞ↓↓

夏目友人帳 21 (花とゆめCOMICS)
クリエーター情報なし
白泉社